「高次脳機能障害友の会しずおか」の活動

日ごろの活動報告です。

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音楽療法で自らの機能の再発見!

カテゴリー │東部の活動

東部地区では11月行事で「音楽療法」に取り組みました。
この日は30人を超える方が参加しました。
ご指導に当たったのは音楽療法士の中橋通代先生です。
2時間の中で先生のお話を聞き、そしてフルート演奏を鑑賞しました。
あっという間に時間が過ぎました。

音楽療法で自らの機能の再発見!

音楽、そしてメロディもリズムもない「音」そのものの不思議な力や人の心や肉体への作用をあらためて感じ、知ることができました。
お話の中でも触れていましたが音楽は聴くだけでも、また自ら演奏することでも感動を呼び起こします。リラックスもさせてくれます。
また、それだけでなく音楽に連動した懐かしい思い出を想起させてくれます。
それは幼い頃聴いたアニメソングであればヒーロー、ヒロインを思い出し、放映された同時代のことを脳裏に浮かび上がらせます。
それは、歌謡曲でもポップスでもクラッシックでも同じです。

音楽療法で自らの機能の再発見!

何よりも感心したのは、一人ひとりが自己紹介しながら感想を述べ合った時です。
当事者も、家族も音楽に触発されたかのように雄弁になっていました。
自分と音楽との関わりや音楽にまつわる出来事などを語ってくれました。
音楽を通して潜在的な能力が引き出されたかのようでした。
「音」そのものについても参加者のみなさんは共に新たな経験をすることができました。
空き缶や竹筒を使った道具での不思議な音色体験です。

音楽療法で自らの機能の再発見!
音楽療法で自らの機能の再発見!

缶や筒に液体やら金属片が入っているのでしょうが、斜めにしたり逆さにしたりと動かすと小川のせせらぎであったり、波の打ち寄せる岸辺に立っているようであったりとビルの中にいる事を忘れる臨場感を味わいました。

音楽療法で自らの機能の再発見!
頭の中にせせらぎが!


この行事を通して痛感したのは、当事者も家族も閉じこもっていてはダメだということでした。
現状は障害あるものに様々な制約を強いて活動範囲を狭めてしまう諸事情があります。
しかし、人との交流をはじめとして、社会にある様々なもの、また自然の中での体験を通して各人の持つ思わぬ力を見出すかもしれません。
新たな希望を見出すかもしれません。
家族会は医療機関や福祉施設とは違った個別の機能を持っています。
そこを発展させていくことが大事です。
県内各地での家族会運営について経験交流することが大事ですね。
今回も、中部地区で取り組まれている音楽療法にヒントをいただきました。


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