「高次脳機能障害友の会しずおか」の活動

日ごろの活動報告です。

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中部地区勉強会

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11月26日(土)中部地区勉強会は
静岡市民文化会館 4階B、C展示室で行われている、
第38回ハートフルアート展に見学に行きました。
脳外傷友の会「しずおか」中部地区勉強会で
作成した作品を展示しました。







初めての参加でしたが、その他の団体の作品を見学して勉強になりました。







音楽療法で自らの機能の再発見!

カテゴリー │東部の活動

東部地区では11月行事で「音楽療法」に取り組みました。
この日は30人を超える方が参加しました。
ご指導に当たったのは音楽療法士の中橋通代先生です。
2時間の中で先生のお話を聞き、そしてフルート演奏を鑑賞しました。
あっという間に時間が過ぎました。



音楽、そしてメロディもリズムもない「音」そのものの不思議な力や人の心や肉体への作用をあらためて感じ、知ることができました。
お話の中でも触れていましたが音楽は聴くだけでも、また自ら演奏することでも感動を呼び起こします。リラックスもさせてくれます。
また、それだけでなく音楽に連動した懐かしい思い出を想起させてくれます。
それは幼い頃聴いたアニメソングであればヒーロー、ヒロインを思い出し、放映された同時代のことを脳裏に浮かび上がらせます。
それは、歌謡曲でもポップスでもクラッシックでも同じです。



何よりも感心したのは、一人ひとりが自己紹介しながら感想を述べ合った時です。
当事者も、家族も音楽に触発されたかのように雄弁になっていました。
自分と音楽との関わりや音楽にまつわる出来事などを語ってくれました。
音楽を通して潜在的な能力が引き出されたかのようでした。
「音」そのものについても参加者のみなさんは共に新たな経験をすることができました。
空き缶や竹筒を使った道具での不思議な音色体験です。




缶や筒に液体やら金属片が入っているのでしょうが、斜めにしたり逆さにしたりと動かすと小川のせせらぎであったり、波の打ち寄せる岸辺に立っているようであったりとビルの中にいる事を忘れる臨場感を味わいました。


頭の中にせせらぎが!


この行事を通して痛感したのは、当事者も家族も閉じこもっていてはダメだということでした。
現状は障害あるものに様々な制約を強いて活動範囲を狭めてしまう諸事情があります。
しかし、人との交流をはじめとして、社会にある様々なもの、また自然の中での体験を通して各人の持つ思わぬ力を見出すかもしれません。
新たな希望を見出すかもしれません。
家族会は医療機関や福祉施設とは違った個別の機能を持っています。
そこを発展させていくことが大事です。
県内各地での家族会運営について経験交流することが大事ですね。
今回も、中部地区で取り組まれている音楽療法にヒントをいただきました。




静岡高次脳機能障害リハビリテーション講習会のお知らせ。

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日時 11月27日(日)午後1時30分     入場無料

テーマ 高次脳機能障害と家族

~精神科医の観点から~
 
場所:静岡市葵区御幸町11-8(旧 山口駅前ビル)
     
    レイアップ御幸町ビル5ーD 会議室

講師:順天堂大学医学付属静岡病院
    
    メンタルクリニック 桐野  衛ニ 氏


お問い合わせ NPOサポートネットしずおか 滝川 八千代

TEL・FAX  054-622-7405

主催:静岡県高次脳機能障害リハビリテーション実行委員会

助成:一般財団法人 日本損保保護協会



  
    




東部各地区の支援従事者と交流しました!10月 東部地区の活動!

カテゴリー │東部の活動

「友の会東部」では10月は全国大会日程との調整で独自行事は開催しませんでした。
しかし、東部各地で開催された支援従事者の研修等にそれぞれ参加しました。
沼津市、熱海市、東伊豆町の各市町で開催された研修会では高次脳機能障害の特性について学ぶとともに具体的事例について意見交換しました。
研修会は圏域ごとに支援拠点機関である中伊豆リハビリテーションセンター、十字の園オリブが準備を進め健康福祉センターとともに主催しました。



東伊豆町は熱川、稲取などの有名温泉を抱えた伊豆半島東海岸の町です。
沼津から2時間半もかかるところです。
会場となった役場は港のすぐ前にありました。



遠くに伊豆大島が見えます。

各研修では「友の会東部」の発言の機会を用意していただきました。
その際、当事者家族の居場所としての会の集まりなどピアな関係の中でこそできる機能を紹介し、今構築しつつある高次脳機能障害者をめぐる医療、福祉、行政などの切れ目のない支援ネットワークにおいても家族会固有の機能が有意義な役割を果たせることを話させていただきました。
しかし、伊豆半島の南部と半島両側に広がる東伊豆、河津、南伊豆、松崎、西伊豆などの地域は交通の便などから「友の会」活動の中心である東海道線沿線まではどうしてもアクセスが悪いという事情があります。
その中で、やはり地元の当事者家族主体の集まる場が大事であり、それは地元の関係諸機関共同の作業で作ることが肝要であることを訴えました。